この記事は約 11 分で読めます。
管理人のシンイチです。
いつもありがとうございます。
今日は
「TOEICオンライン受験での対策」
についてお伝えしたいと思います。
この手のことをお考えの場合
今後TOEIC IPをオンライン受験
される可能性のある方でしょう。
あなたも今同じような状況ですよね?
先ず、結論からお伝えしますね。
問題形式に合わせた対策が必須です。
その辺りを3つに分けて解説します。
TOEICオンライン受験の対策
先読みなしで解く
TOEIC IPは2020年4月よりオンライン形式で
開催できるようになりました。
【2020年4月より提供開始】TOEIC Program 団体特別受験制度(IPテスト)にオンライン方式を追加
従来のマークシート式との決定的な違いは
Part3とPart4で先読みができなくなったこと。
先読みというのは本文が読み上げられる前に
設問と選択肢を先に読んでおくことで
何が問われるかを事前に理解しておき
解答を容易にするためのテクニックです。
従来のマークシート式の場合は
問題が紙に印刷されていますから
こんなテクニックが使えたんです。
この手法はTOEICの参考書を読むと
この先読みテクニックは必ず解説される
超メジャーなものなんですね。
これが使えなくなりました。
オンライン形式の場合は
本文が読み上げられる直前の
Questions XX through XX refer to the following conversation.
という文章が読まれた後に
そのセットの設問と選択肢が
画面に表示されます。
ですから、
あらかじめ設問と選択肢を
先に読んでおくことはできません。
これはかなり厳しいですね^^;
自分が900点を取ったときでも
先読みのテクニックは使っていましたから。
先読みテクニックが使えないとした場合に
必要になるのは2つです。
① リスニング力強化
② 問題のパターン把握
1つ1つ解説しますね。
① リスニング力強化
これは英文を聞く力を養うという
本質的な話となります。
先読みというテクニックを使う場合は
問われる内容を知った上で聞くわけですから
聞くべきポイントを絞れたんですね。
別の言い方をすれば
ちょっと位聞き逃しても解答できた
ということになります。
先読みができないとするなら
読み上げられる本文の内容を
理解していないといけません。
ただし、問いになるのは
① 誰が
② どこで
③ どんな話をしているのか
なんですね。
その辺りを注意して聞き取るように
すればいいはずです。
公式問題集でその辺りを中心に
聞き取る練習をしておくといいでしょう。
とはいっても
実際のところ600点台までですと
ポイントを掴んで聞き取るということ
すらもキビシイんですよ^^;
自分は600点台ですと
先読みをしていたからこそ
ちょっと位聞き取れなくとも
解けてましたから。
そう考えますと
やはりリスニング力の向上を
図るという地道な勉強も平行して
行うことは重要。
ただし単に英語の音声を垂れ流しておけば
聞けるようになったりしません。
あくまでTOEICでよく出る言い回しや
話の流れが聞けないとダメなんですね。
そう考えますと
公式問題集のPart3とPart4の本文を聞いて
それを書き写すという勉強がオススメです。
これをディクテーションといいます。
詳細なやり方はこちらを御覧ください。
② 問題のパターン把握
TOEICには問題パターンというのが
あるんですね。
TOEICもテストである限りは
日常会話のように色んな話が
出てきたりはしないんですよ。
例えば
Part3ですと
購入した商品に関する販売店とのやり取り
Part4ですと
表彰式でのスピーチ
そんな話題が出題されます。
日常会話で出てくる政治的な話や
戦争に関する話は絶対出ないんですよ。
そして、
決まったシチュエーションでは
問われるパターンも似たような傾向が
あります。
TOEICというのはテストです。
テストである以上、
出題される問題には一定の傾向があります。
大学受験の際も受けられる大学の
出題傾向にそった問題集で
勉強されましたよね?
Part3とPart4で音声を聞いている際に
途中で何の話題かはわかるはず。
話題が分かればTOEICの問題傾向としては
この辺りが問われるんじゃないかという
想定ができます。
本文をリアルタイムで聞きながら
出題される問題を想像するのは
最初は難しいかもしれません。
ただし傾向を全然知らないよりは
かなり有効ですよ。
実際には公式問題集を使って
問題を分析されることを
オススメします。
詳細はこちらを御覧ください
見直しをする
次にオンラインでポイントなるのは
問題数ですね、
マークシート式は200問
オンライン式では90問
となっています。
マークシート式に比べてオンライン式は
解く問題数が半分以下に減っているんですね。
しかしながらどちらの方式も
満点は990点となっています。
これが実はまずいんですよ。
何がまずいかといいますと
1問の重みが増しているということです。
単純計算でいきますと
マークシート式は、1問当たり4.95点
オンライン式は、 1問当たり11点
となります。
1つのケアレスミスで従来よりも
スコアが大きく下がる可能性があるわけです。
TOEICは1問当たりの点数が
決まっている単純なテスト
ではありません。
しかしながら
1問の重みが増したことには
変わりはないんですね。
オンライン形式で問題を解く時間が
増えたわけではありません。
なので見直し時間というのは
ほとんどないとは思います。
ですが、
もし時間が余るようならば
見直しは実施してくださいね。
そのためにはオンライン式だけにある
REVIEW機能というのをご利用いただくのが
よいでしょう。
REVIEW機能というのを使うと
問題を解きながらチェックつけていき
後からチェックがついたものだけを
再確認できます。
REVIEW機能は最大限活用されてくださいね。
詳細はこちらの記事の中ほどに
画面付きで解説してあります。
オンラインに慣れる
最後のポイントは
そもそもオンラインでのテストに
慣れるということに尽きますね。
今までの大学受験などでも
紙に印刷された問題に対して
マークシートを塗りつぶす
そんなやり方だったはず。
オンラインだけで完結するテストを
受けられた経験は少ないはずです。
確かにスマホのアプリで問題を解くときは
オンラインでやっているようなものです。
ですが、
TOEICのオンラインはパソコンでしかできません。
スマホやタブレットではできないんですよ。
スマホのアプリなどの操作感に慣れた方には
ちょっと違和感があるはずです。
先程お伝えしたREVIEW機能を
使いこなすという点も重要ですし。
ただし現時点では
TOEICのオンラインは
個人で受けることはできません。
慣れるいっても慣れようがありません。
唯一慣れるのに使えるものがあります。
それはTOEICのOLPCというものです。
OLPCというのは、
TOEICの運営団体と旺文社が開発した
TOEICのオンライン問題集です。
TOEIC IPのオンラインテストとは違い
・問題数はマークシート式
・テスト時間はマークシート式
・試験問題の難易度が途中で変化しない
・Part3、Part4の先読みができる
というものであり
オンライン式で変わった部分が
一切反映されていません。
ただし、
・PCを使ってオンラインで完結して解く
・問題の質はTOEICそのもの
・REVIEW機能に近いものがある
という点から行きますと
ある程度慣れるには使えるはずですよ。
自分が実際にTOEIC OLPCを使った経験は
こちらで解説してあります。
シンイチのまとめ&考察
まとめますと
・先読みができない対策は必須
・REVIEW機能で見直しをする
・TOEIC OLPCでオンライン受験に慣れる
となります。
今後TOEICはオンライン受験が
スタンダードになる可能性があります。
本日お伝えした話をご理解いただき
準備されることをオススメいたします。
今日もありがとうございました^^