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管理人のシンイチです。
いつもありがとうございます。
今日は
「TOEICのオンラインテスト」
についてお伝えしたいと思います。
この手のことを調べてらっしゃるなら
恐らくTOEIC IPのオンラインテストを
受けることになったのだと思います。
「何を準備するのかな?」
きっとそんなことが気になるはず。
あなたも今同じように考えていますよね?
マークシート式との違いを
詳細解説いたします。
TOEICオンライン受験のポイント
マークシート式との差異
TOEICの公開テストもTOEIC IPも
2020年3月まではオンラインで
テストはできなかったんですね。
しかし、
TOEIC IPに関してはテストを主催する団体が
オンラインでの実施を採用するならば
オンラインで受けれるようになりました。
まずはざっくりと従来の
マークシート式との違いを
表で表してみますね。
項目 | 公開 | IP(マークシート) | IP(オンライン) |
実施方式 | マークシート | マークシート | パソコン |
受験料 | 6490円(税込) | 4230円(税込) | 4230円(税込) |
結果発送 | 試験日から30日以内 | 公開よりは早い | オンラインで即時 |
問題数 | 200 | 200 | 90 |
試験時間 | 2時間 | 2時間 | 1時間 |
※IPテストの受験料は各団体で違います。
・パソコンで受験
・問題数が半減
・試験時間も半減
この辺りが目につきますよね?
ポイントになる部分を
より具体的に解説していきます。
自宅で受験
オンラインで受ける場合に
どこで受けることになるのかが
気になりますよね?
既に実施済みの大学での事例を見ますと
基本は各自の自宅で受けることが前提
自分の会社でも
IPテストのオンライン受験は
自宅で受けることになっています。
元々コロナ騒動で集まれないから
オンラインで受ける方向になったわけです。
ですから、自宅で受けるというのは
ごく自然な流れと言えるでしょう。
ただし、
自宅にPCなどがない場合は
大学にあるPC室などが利用可能と
なっているケースもありますね。
PCが必須
自宅で受けるといいましても
どんなデバイスで受けるのかが気になるはず。
なんと、PCでしか受けることができません。
最近はスマホしか持っていない方も多いはず。
しかしながら、スマホは一切使えません。
もちろん、タブレットもだめ。
iphoneだろうが、Andoroidだろうが
スマホもタブレットもだめです。
OSはWindows推奨
PCといいましてもOSは色々あります。
大きくは
・Windows
・Mac
この2つ。
Windowsが推奨されており、
Macの場合は制約があります。
具体的には以下の通り
Windows)
・Windows 8.1 (32bit 版 or 64bit 版)、Windows 10 (64bit 版のみ)
・推奨ブラウザは Internet Explorer 11 または Google Chrome 最新版
※ Windows7は利用できないことに注意
Mac)
・Mac は推奨しませんが、ブラウザに Chrome を使用するのであれば可。Edge, Safari は不可
出題形式の変更
オンライン受験では問題形式に変更があります。
具体的には下記のようになっています。
ポイントは何かといいますと
リスニングもリーディングも
Unit OneとUnit Twoという単位で構成されています。
これは何かといいますと
Unit Oneでの解答率に合わせて
Unit Twoで出題される問題が受験者毎に変わるんです。
マークシートの場合は
問題用紙が配られましたので
全員同じ問題を解いていました。
それが受験者毎に途中から変わるということです。
先読みができない
ここまでの変更点はまだ大きな問題ではありません。
実はスコアにインパクトがある変更がされています。
なんとPart3とPart4の先読みができません。
Part3とPart4では
各セットの間には8秒ポーズがあります。
その時間を利用して次の本文が読まれる前に
次の設問と選択肢を読んでおくことで
どこを集中的に聞けばいいかのあたりを
つけるんですね。
それが先読みです。
しかしながらオンラインの場合は
本文が読み上げられる直前の
Questions XX through XX refer to the following conversation.
という文章が読まれた後に
そのセットの設問と選択肢が表示されます。
つまり8秒のポーズの間に
次の設問と選択を見れないということです。
これはかなり痛手ですね。。。
自分も先読みを駆使して
高得点を取っていましたから。
TOEICのテクニック本で紹介されている
Part3とPart4の先読みテクニックを
使わずに解く練習が必須となっています。
スクロールが面倒
Part7に関しては画面上の構成は
・問題本文が左側
・設問と選択肢が右側
となっています。
なので、
問題と設問&選択肢が別ページになって
解きにくいということはありません。
ただし、5問の問題になると若干難しいです。
4問目、5問目が画面スクロールしないと
見えないんですよ。
未解答のならないようにしてください。
みなおしたい問題をチェック可能
これまでのTOEICでは問題用紙への
書き込みは一切禁止されていました。
ですが、オンラインの場合は
あとから見直しできる機能があります。
それはREVIEW機能です。
見直したい問題にチェックしておくと
REVIEWメニューで見直したい問題のみ
見ることができます。
未解答問題だけの見直し
全問題見直し
などもできるんですね。
・REVIEW画面/説明
これはかなり使えますので
覚えてておきましょう。
試験結果はすぐわかる
オンラインでは試験終了と同時に
結果がその場でわかります。
紙のレポートは発行されませんが
後日テスト結果取得通知メールというのが届き
そこに記載された「テスト結果確認開始日」以降
PDFでの表示やダウンロードができます。
具体的にはこんな感じです。
ただしこのPDFを確認できるのは
テスト結果取得通知メール記載の
「テスト結果確認開始日」より翌月末。
この期間を過ぎますと結果の
確認ができなくなります。
ご注意くださいね^^
なお、通常のIPテストと同じで
Official Score Certificate(公式認定証)
は発行されません。
受験のしおりは必読
今まで紙で実施してきたテストが
今回からコンピュータ上で実施されます。
結構勝手が違うというのはわかりますよね?
実際にどんな風に進むのかを
事前に把握しておくことは重要です。
あなたがTOEIC IPをオンラインで受験する際に
【TOEIC IPオンライン受験のしおり】
と呼ばれるものが配布されるはず。
これは事前によく読んでおきましょう。
もっと詳細には中央大学での説明がわかりやすいです。
【重要②】TOEICウェブ受験について 操作マニュアル(新1年生向け)
シンイチのまとめ&考察
まとめますと
TOEIC IPのオンラインテストでは
・ 基本は自宅で受験する
・ スマホやタブレットは利用不可
・ PCはWindows推奨
・ 出題形式が変更
・ Part3,4は先読みできない
・ 画面スクロールに注意
・ REVIEW機能を使いこなす
・ 試験結果はすぐわかる
・ 受験のしおりは必読
となっています。
始まったばかりのテストですので
制約があるのはしょうがないですね。
これから改善されていくことを期待します。
なお、今回お伝えしたポイント踏まえて
今後TOEIC IP オンライン受験では
どういう対策をしていくべきか?
その辺りは以下の記事で解説しています。
今日もありがとうございました^^